訪問診療について
訪問診療とは、お一人で通院が困難な方や在宅での緩和ケアを希望する方のご自宅に、医師が定期的に訪問して、診察・検査・薬の処方や注射・健康管理などを行うことです。
基本的に月2回、事前に日時を決めて伺います。患者さまの病状やご家族のご要望などによって、訪問の日程を調整します。
ケアマネージャーや訪問看護、介護などの地域医療スタッフの方々と共に協力し、患者様ならびにご家族の皆様が住み慣れたご自宅で療養生活を送れるようサポートしております。
往診について
患者様の急な体調の変化等に対して臨時的に行われる診察のことです。
かかりつけの患者様は、”24時間365日”医師や看護師がご自宅に伺います緊急往診を実施しています。
必要に応じて、連携病院へのご紹介も行います。
訪問診療の対象になる方
- 病気や障がいで、病院への通院が困難な方
- がん等の病気でご自宅で緩和ケアを希望する方
- 最後までご自宅で過ごしたい方
- 病院から退院した後のケアが必要な方
対応エリア
対応可能な医療内容
上記以外にも、各種ワクチン接種、訪問看護指示書・介護保険主治医意見書等の書類作成、難病・身体障害者の更新などにも対応しています。
また、緊急時の対応は24時間365日行っております。
診察料について
訪問診療でも各種健康保険や、各種公費負担医療が適用となります。
訪問診療にかかる費用は以下の通りとなります。
ご自宅にお住まいの方へ1ヶ月に2回訪問診療を行った場合の目安をご紹介いたします。
1ヶ月あたりの医療費の目安
対象 | 負担割合 | 標準負担額 | 負担上限額 |
70歳以上 | 1割 | 約7,000円 | 18,000円 |
2割 | 約14,000円 | 18,000円 | |
3割 | 約20,000円 | 80,100円~252,600円 | |
70歳未満 | 3割 | 約20,000円 | 世帯の所得により異なります |
※当クリニックは交通費はいただいておりません。
※上記金額はあくまで目安です。初診時や診察内容、訪問の回数によっても金額は変動します。
※お薬代・検査代・電話相談・緊急時の往診などは、別途負担が発生します。
※院外処方のため、薬代に関してましては薬局への支払いが別途かかります。
※文書代、予防接種代などの自費は別途かかります。
※公費負担医療証等をお持ちの方や、新しい保険証が届いた方、自己負担割合や介護度の変更があった際は必ずご連絡ください。
厚生労働大臣が定める状態
以下の疾患に罹患している患者
- 末期の悪性腫瘍
- 指定難病
- 脊椎損傷
- スモン
- 後天性免疫不全症候群
- 真皮を超える褥瘡
以下の状態の患者
- 在宅自己連続携行式腹膜灌流を行っている状態
- 在宅血液透析を行っている状態
- 在宅酸素療法を行っている状態
- 在宅中心静脈栄養法を行っている状態
- 在宅成分栄養経管栄養法を行っている状態
- 在宅自己導尿を行っている状態
- 在宅人工呼吸を行っている状態
- 植込型脳・脊椎刺激装置による疼痛管理を行っている状態
- 肺高血圧症であって、プロスタグランジン12製剤を投与されている状態
- 気管切開を行っている状態
- 気管カニューレを使用している状態
- ドレーンチューブまたは留置カテーテルを使用している状態
- 人工肛門または人口膀胱を設置している状態
適用区分 | ひと月の上限金額(世帯ごと) |
保護世帯の方 | 0円 |
非課税世帯の方 | 8,000円 |
1割負担の方 | 18,000円 |
年収約370万〜約770万円(現役並) | 80,100円+(医療費-267,000)x1% 多数回44,000円 |
年収約770万〜約1,160万円(現役並) | 167,400円+(医療費-558,000)x1% 多数回93,000円 |
年収約1,160万円〜(現役並) | 252,600円+(医療費-842,000)x1% 多数回140,100円 |
適用区分 | ひと月の上限金額(世帯ごと) | |
ア | 年収約1,160万円〜 健保:標報83万円以上 国保:旧ただし書き所得901万円 |
252,600円+(医療費-842,000)x1% |
イ | 年収約770万円〜約1,160万円 健保:標報53万〜79万円 国保:旧ただし書き所得600万〜901万円 |
167,400円+(医療費-558,000)x1% |
ウ | 年収約370万円〜約770万円 健保:標報28万〜50万円 国保:旧ただし書き所得210万〜600万円 |
80,100円+(医療費-267,000)x1% |
エ | 〜年収約370万円 健保:標報26万円以下 国保:旧ただし書き所得210万以下 |
57,600円 |
オ | 住民税非課税者 | 35,400円 |